12月12日に最終回を迎えるドラマ「35歳の少女」。12月5日放送の9話では、望美(柴咲コウ)の母・多恵(鈴木保奈美)が亡くなるというショッキングな展開となりました。
この展開は、さすが遊川脚本って感じですよね。
ラスト前にして最悪な展開ですが、最終回はどのような結末になるのでしょうか?
というわけで、「35歳の少女」最終回の結末を予想してみます。
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「35歳の少女」最終回予想
多恵が亡くなってしまったことで、少なくとも時岡家が全員幸せに暮らすという結末はなくなりました。この時点で救いのある結末という道は閉ざされたのかもしれません。
もちろん、残された人間が幸せに生きていくという結末は残っているものの、「全員が」幸せに生きていくという結末はなくなりましたね。
まぁこれは、遊川脚本って時点で予想ついていたことではありました。遊川さんは終盤でメインの登場人物を殺してしまいがちですから、「同期のサクラ」然り、「過保護のカホコ」然り。
しかし、この主人公の身近な人物の死が主人公を成長させる足掛かりになっていたりはしますよね。と言っても、1度どん底に落ちてから這い上がっていくので、いい方向へ行くまでに一波乱あるのですが。
ただ、これまでの遊川作品の傾向から予想していくと多恵が亡くなってしまったことが物語をいい方向へ向かわせる可能性はあります。
その一因としてまず考えられるのが望美と愛美の関係です。愛美はこれまで望美が目覚めたことを喜べず、望美にきつく当たってきました。
ですが、多恵が倒れたことがきっかけで2人が協力するなど2人の関係に変化が起きました。多恵は亡くなる直前、「ダメな母親でごめんね」と謝罪、そして最期は「愛してる」という言葉も残しました。
この「愛してる」は望美と愛美にとってどの「愛してる」よりも大きなものだったでしょう。失って初めて愛に気づくというのは何とも残酷ではありますが、残酷にも多恵が倒れたことがきっかけでようやく大事なものに気づき、望美は1度失った明るさを取り戻したのです。
結末の詳細は予想しにくいですが、バッドエンドではないと予想します。
全体的には暗い展開と重い雰囲気が続いた「35歳の少女」ですが、最終回は救いのある結末になるといいですね。