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【silent】奈々は嫌な女でも共感できる?想への思いに「苦しい」の声

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2022年秋ドラマ「silent」。1話の放送以降、評判が右肩上がりですね。

11月10日放送の6話では奈々(夏帆)にフォーカスが。奈々はあざといなんて話題になっていましたが、6話では嫌な女だけど共感できるとの声が。

今回は、そんな奈々について取り上げます。

出典:https://twitter.com/

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silent考察 奈々は嫌な女でも共感できる?

想(目黒蓮)や紬(川口春奈)に感情をぶつけた奈々。想が紬を好きなことを知っていながら「聴こえるあの子にはわからない」と言って2人を別れさせるような言い方をしてしまうあたり、奈々が嫌な女であるのは否めないと思います。

ですが、恋愛ドラマによくある自分の一方的な思いから2人を別れさせようとする嫌な女と違って、奈々には奈々の想に対する切ないストーリーがあったんですよね。

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元々、想に手話を教えたのは奈々。想が奈々から教わった手話を「奈々にだけ伝わればいい」と言ったわけですが、そんなこと言われたら奈々が好きになってしまうのも無理ないと思います。なのに、想は自分以外の人に気持ちが向いてる…奈々にとっては苦しいですよね。

だから、奈々の想への恋心が理解できちゃうんです。それだけに、視聴者も奈々が嫌な女ながらも共感できる部分があって苦しいんですよね。

それに、紬は想に女性として愛されているだけでなく、想の声も知っている。一般的な恋だって、自分が知らない好きな人の一面を相手が知っているって辛いですよね。これはシンプルに想と出会ったタイミングの問題ではありますが、どうしようもない事実だからこそ、奈々にとって紬の存在は素直に受け止められるものではないと思います。

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そう考えると、奈々が嫌な女になってしまうのはしょうがいのかもしれません。何より、奈々自身が嫌な女になっていることに気付いているのが苦しいですね。

それにしても、奈々をただの嫌な女の恋敵にするのではなく、彼女の存在からろう者の心情を表現したり、生まれつきのろう者、想のような中途失聴、耳が聴こえてる人とそれぞれの考え方の違いなどを表している脚本が本当に素晴らしいです。丁寧な脚本だからこそ、共感できるのでしょう。

「silent」は感動系のラブストーリーですので考察系ドラマではありませんが、セリフの1つ1つが深くて色々考察したくなりますね。もちろん考察と言っても「あな番」とかみたいに先の展開を考察するというのとはちょっと違いますが。どちらかというと、登場人物の心情とかを考察するって感じでしょうか。

ドラマ「silent」、最終回まで目が離せません!

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