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武田鉄矢の名演技と役の幅広さは人柄から?金八だけじゃない演技力を考察

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役者・武田鉄矢と聞いて多くの人間が思い浮かべるのは、「3年B組金八先生」の坂本金八や「101回目のプロポーズ」の星野達郎でしょう。特に金八のイメージは強く、武田鉄矢=金八と解釈している方も少なくないはずです。

しかし、その一方で武田鉄矢は悪役も多く演じています。なぜ、武田鉄矢は善人から悪人まで演じこなすことが出来るのでしょうか?

そこで今回は、金八から悪役まで様々な役を演じている武田鉄矢の演技力についてみていきます。

出典:http://gj.hatenablog.jp/entry/reverse-kanso1

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金八で残した武田鉄矢の名演技

出典:http://hiko1985.hatenablog.com/entry/2015/02/19/215021

役者・武田鉄矢の名演技でまず最初に挙げるべきなのは、やはり金八です。特に最終回で金八が卒業する生徒1人1人に言葉を贈るシーンは名物となりました。金八から生徒への贈る言葉はどれも印象的なのですが、個人的には第7シリーズで狩野伸太郎(濱田岳)に「初めて会った時、私は君が嫌いでした。でも今は、相当好きです。」と言ったのが特に印象に残っています。

金八から生徒への贈る言葉は、この伸太郎への言葉も含め、全て武田鉄矢自身のアドリブによるもの。役者のアドリブ自体は珍しいものではありませんが、しっかりとしたセリフを脚本家でなく役者が考えるということはレアケースです。このことからも、武田鉄矢の役者としての才能が垣間見れますね。

そして何より、武田鉄矢の人柄がにじみ出ています。その人柄あっての名演技と言えるでしょう。金八という役は武田鉄矢の代名詞であり、もはや演技力という領域すら超越しているのではないかとすら感じています。金八という役を他の役者さんが演じている姿は全く持って想像つきません。

こうして、「3年B組金八先生」は武田鉄矢の代表作となりました。代表作があまりに強すぎると、代表作で演じた役に引っ張られた役柄を演じることも多くあります。「ひとつ屋根の下」であんちゃんこと柏木達也を演じた江口洋介さんが「ランチの女王」の鍋島勇二郎役、「涙をふいて」の大西勝男役を演じることとなったのも、やはりあんちゃんがハマり役だったことが大きく影響しているでしょう。

ところが、武田鉄矢が近年演じている役は高確率で悪人です。それも、「BOSS」で演じた野垣泰造のような犯人役から「グッドワイフ」1話で演じた日下部直哉のような犯罪は犯していないが性悪な役まで悪役だけでも演じたタイプは様々。

なぜ、武田鉄矢はいろんな役を演じ分けることが出来るのでしょうか。ここからは、その理由を考えてみます。

武田鉄矢の役の幅広さや演技力は人柄から来るものなのか

出典:https://www.sirolog.com/entry/2017/03/14/6771/

武田鉄矢はファンサービスが悪いということでも有名です。例えば、金八ファンの親子から握手を求められた際も「プライベートだから」と言って断ったとのこと。

もちろん、芸能人が必ずファンサービスをしなければならないという決まりはありません。ましてや、プライベートで突然声をかけられてそれに応じなかったからと言って、芸能人としての評価が下がるということはないですよね。

ただ、如何せん金八のイメージが強い一般人からしたら、武田鉄矢のこういった対応は強烈なギャップを感じることは避けられないでしょう。武田鉄矢の素顔を知っているファンならともかく、それこそ金八しか知らない金八ファンがその対応をされたら幻滅してしまう可能性も十分にあります。ですが、それでも武田鉄矢の対応は変わりません。

「3年B組金八先生」放送終了から既に数年経過した後に「金八先生、大好きです!」と声をかけられた際には「もう終わりました。」と食い気味に返答したそう。こう返答した理由について、「昔の番組ばかり褒められることに腹が立ったから」と説明していました。

このことから分かるように、武田鉄矢はあくまで役として金八を演じていたに過ぎません。金八の人柄=武田鉄矢の人柄というのは、視聴者の単なる先入観に過ぎないのです。

また、今回例に挙げたエピソードから武田鉄矢は非常に正直者であることも見受けられます。塩対応であることは否めませんが、そのブラックな部分も含めて人間味のある人柄であるとも考えられますね。

そして、その良くも悪くも人間味のある部分が金八や悪役に繋がっているのではないかと思います。つまり、武田鉄矢が善人から悪人まで演じ分けられるのは、彼の人間臭さがほどよい密度で役に溶け込んでいるからではないでしょうか。

よって、武田鉄矢は金八でもなければ野垣でも日下部でもないのです。それが、「昔の番組ばかり褒められることに腹が立つ」という発言にも繋がっているように思えます。要するに、武田鉄矢は武田鉄矢でしかないということでしょう。

武田鉄矢に演技力があるのは事実です。故に、役者として名演技を連発したのも事実。しかし、武田鉄矢は武田鉄矢でしかないと考えた時、彼のルーツが役者ではなくフォークシンガーであるということに改めて気づかされました。

まとめ

今回は、武田鉄矢の演技力について考察しました。繰り返しになりますが、武田鉄矢が金八で名演技をした事実は変わりません。

金八=武田鉄矢というイメージは、彼の演技力の高さを金八で証明した結果でしょう。今後も、役者・武田鉄矢として名演技を連発していって欲しいです。

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